どうもおはこんばんにちは、ちむです。いままで頑なに選挙にいかないという過ごし方を29年間していたのですが、今年初めて選挙に行ってみたので折角の機会ということもあり、文章に起こしておこうと思います。
選挙に参加してこなかった理由
一番大きい理由は「投票しても無駄」という圧倒的無駄感でした。言い方はあれかもしれませんが、現在も団塊世代や団塊ジュニア世帯が圧倒的な人口比だと思いこんでいるので、たとえ僕が熱心に政党の主張を見ようが、小選挙区の代表者の話を聞こうが、結局深いことは考えず「とりあえず」で投票しているそれらの世代の人に蹂躙されるわけなんですよね。なので全然行く気が起きなかった。わざわざ調べる時間も、行く時間もすべてが無に帰すくらいならいかなくていいだろっていうそんな論理でした。
実際調べてみたら人口統計こんな感じでした。記載した2つの世代は我々の1.5倍ずつもいるわけです。そりゃみんな「自分の死ぬまでの未来」をより豊かにしたいので自分にとって幸福そうな政策を出す政党、候補者に入れますよね。人口が多いほうが票数は稼ぎやすいわけで、そうなると政治家は人口構成比率が高いところに刺さりやすい政策を打ち出すほうが得票数を取りやすいわけです。しかも僕の認識の中では、政治家ってかなりお年を召されている訳です。と思って前回の衆議院の平均年齢(21年当時?)のもので見ましたが、こんな感じ。
そりゃ自分に投票してくださいって話したりするときに同世代のほうが圧倒的に聞きやすいし、生きてきた時代も同じ。共感も得やすいですよね。だからどう考えても、ロジカルになればなるほど、人口構成比率が高い世代の人達が人口構成比率の高い有権者たちに人口構成比率が高い世代人たちが好きなやり方で選挙活動をするわけで。そんなんでわざわざ投票する意味わかんねー絶対いかねーってそんな感じでした。
今回選挙に参加しようと思ったきっかけ
数年前から同世代の政治に関心が高い人達に色々な政治コンテンツを勧められてきました。ぶっちゃけ全然読む気がしないというかなんというか。基本的に情報に偏りが出ないようになっていると思います。主体的に情報を取らないと行けないわけなんですよね。そうなると結局、「全部見ないといけない」んです。
で、そんなこんなで投票権を得て早9年一切投票をしないでここまで来ましたが、今年とあるサービスに出会いました。
それがこちらの『投票マッチング』というサービス。最近流行りのMBTIみたいにいくつかの質問に回答して、その回答結果から自分にあった政党がわかるというもの。まぁとりあえずものは試しだと思って、やってみたわけです。
ま、こんなかんじで質問に対して、サマリーの意見が書いてあり、それに対する賛成から反対を5段階で選択していきます。それぞれのサマリー意見のメリット・デメリットがあり、ある程度はフラットに見ることができます。
そんなかんじで質問を20個ほど答えてその中でも気になる政策を3つ?(このへんうろ覚え)選択するとあなたのマッチング政党はどこが何%みたいな感じで降順でマッチングが高い政党毎に並べてくれるのです。
そんなこんなでちゃんと調べるのが億劫だった私がある程度調べるにあたっての目処が立ちました。私の場合は「日本維新の会」がマッチング77%と出たのでとりあえず比例選挙は日本維新の会でいいやと思い、小選挙区を調べることに。するとまぁたまたま維新の会の人が自分の小選挙区にいたので、その人を見てみて、そうなると対抗馬の人たちがどういうこと言ってるのかを見てみて…という感じでつながっていくんですね。今まで膨大に感じていた情報がすっと整理されていく感じ。そこまで来たからには投票所行ってみるかという流れになりました。
選挙行ってみたその後
我が家は近くの小学校が投票所だったので、行ったことなかったけどとりあえず小学校へ。都心部の小学校ってあんなにグラウンド小さいんですね。自分は地元の小学校がバカでかいグラウンドも遊具もたくさんあったので、鉄棒だけ?の簡素な小さなグラウンドに寂しさを覚えました。
まぁそんなことはさておき、投票所行くと、世帯に届いた整理券を受付に渡して、まずは小選挙区の投票。簡易な仕切りがあるところへ行き鉛筆で記名。終わると、その投票用紙を投票箱にいれて、比例代表の投票へ。同じことを繰り返して、最後は裁判官の認定?みたいな。とりあえずこちらはだめな人だけ印をつけるという方式でした。で、投票して会場を後に。あっさりでした。2,3分くらいで終わったかな?そんな感じです。
そんなこんなで投票を終えて帰宅後、20時くらい?に速報番組とやらを見てみようと思い、テレビをつけるとサンデージャポンの投票速報番組がやっていました。見てると各地区の投票の開票速報や、予測投票率、見どころ地区や各地区の「問題児」をシニカルにいじった内容。個人的には結構好きでした。裏金問題は糞だと思っていたし、それをあんだけいじった放送形式で出し、その結果ちゃんと国民が自民党ではない政党に投票しているというのがとてもおもしろかった(笑)
で、調べてみたらこういうのもあって、見てると色々おもしろいことがwかいつまんで紹介します。
- 大阪維新強すぎw
- 首都圏めっちゃ自民アンチなっててワロタ
- 北海道は西と東でぱっきり
- 西日本ほど自民が強い
とかとか。なんかちらっと見るだけでもおもしろいというか、思ったよりちゃんと国民の声というかある程度方向性が反映されているのが良かったなと思いました。まぁ今回は自民以外に、みたいな投票の仕方だったけど、それでも1コンテンツとして見てみたら結構おもしろかったです。
国民の誇りがどうとかそんなんないし、そもそも政治に興味が向くように教育ができていないんだとしたらそれは教育、元を辿れば教育を定義している政治の問題でしょう。数十年の長い月日を経て蓄積された20代30代あたりのその感覚が、数年の間で変わるのはなかなか難しいなと思います。
ですが、なんかそんな重苦しいものとして考えず、宝くじ買うみたいな、馬券買うみたいなそんな感覚できっかけにできたらいいんじゃないかなと思いました。なので選挙は終わりましたがぜひさっきの投票マッチングとかやってみてください。そうすると自分がこうなってほしいなってことを言ってる政党どこなんだとかがわかると思います。そうすれば興味関心持ちやすいですしね。
まぁこんな感じで、29歳初めての選挙でした。きっとそれまでいかなかったのは怠惰と言われるとはおもいますが、それでも構いません。怠惰にしてきてしまったのはこれまでの教育の、さしては政治の敗北だと思っていますし、麻生さんの言葉を借りるなら「選挙や政治を気にしなくても生きている国」で生活できているということなので、まぁ今の不満とかも自己責任かなみたいな。
とりあえず最近の賢い人たちが面白いサービスとか出してくれてるので、まだ選挙参加したことない人とか、あんま選挙行ってないなって人はコンテンツとして面白いらしい位の感じで投票してみてください。で、セットでその後の動向を見てみてほしいなぁ。それではこんなところでどろん。
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